佐伯佐伯

こんにちは。佐伯です。
今回は今流行り?の外貨建保険についてお伝えしていきます。

何故、外貨建てなのか?



結論から言いますと、予定利率がズバ抜けて外貨の方が良いからです。

円建て保険は予定利率が0.5%を割込んでいるものが多いと思いますが、
外貨建て、特に豪ドル建になると予定利率は3%を超えてきます。

そのため、保険料に対する保険金受取率が円建て保険よりも期待できるのです。

予定利率を知っていますか?

さて、皆さんは予定利率を知ったつもりになっていませんか?

予定利率でググってみると、大抵以下の文言が記載されています。

「生命保険の契約者に対して約束する運用利回りのこと。」

これを見て、疑いの余地なく「予定利率=複利運用の金利」なイメージがついていませんか?

はい、残念!Σ(゚Д゚)

生命保険の仕組みとして、保険料を契約者から御預けいただき、それを将来の保険金支払に向けて責任準備金として様々な運用を行います。
予定利率とは、あくまでもその運用の予定利率であり、保険料に対する金利ではないのです。

もちろん運用がよければ契約者の皆様にも恩恵はあり、それは「保険料の割引」という形で還元されるのです。

つまり、予定利率が高ければ高い程、保険料が割引かれるため、結果として受取率が高くなるということです。

この事は生命保険初心者でなくとも、常日頃から聞かれる事なので、声を大にして言いたい。

「計算おかしいやろ?おまえんとこ(-_-メ)」と怖い顔で文句を言うと恥かきますよ。
そして私が毎回毎回冷や汗かきますのでご勘弁ください・・。

外貨保険=為替って思っていませんか?



今回の記事タイトルにもしましたが、外貨建て保険って為替イメージが強くありませんか?
もちろん間違ってはいないし、為替リスクが大きく立ちはだかっているのは事実です。
円高で契約して円安で売り抜けたい!と思うのは至極正論です。

そしてそんな方々のために、為替だけを見ていればよい商品も多数開発されています。

しかし!

外貨建て保険を選択されるのであれば、リスクは少々覚悟の上で、
投資まではいかないまでも資金を増やしたい!と思ってるはず(違ったらスミマセン。)

そんなあなたには是非、市場価格調整を行う商品か否かに注目いただきたいのです。

市場価格調整とは?

市場の金利を解約返戻金に反映させる手法の事を言います。
具体的には、金利が上がれば解約返戻金は下がり、金利が下がれば上がります。

なんだか全くわからん・・と思う方が多いと思いますが、
市場価格調整を行う生命保険は、ほぼ間違いなく保険料の運用手法が「債券」になります。

ご存知の方も多いとは思いますが、債券価格は市場金利に左右されます。

念のために債券についてざっくり説明します。

10年後に10%利子がつく国債を100円分購入したとします。
この債券は、10年後には110円になり10円の儲けが出る事になりますね(^^♪

さて、数日後に市場金利が急落し10年後の利子が5%になったとします。
先日購入した債券には影響しませんが、今購入すると100円分の債券は10年後には105円にしかならず、儲けは5円です。

そうなると当初購入した債券の価値が上昇します。
110円で売却できる権利は変わらずありますが、市場金利の低下により5円の儲け幅でよくなりました。
となると、110円-5円=105円の価値になります。
もともと100円で購入している債券が、市場金利情勢により10年待たずして5円の儲けが出た事になります。
※債券価格は金利だけが価値を決めるものではありませんので、あくまでも市場金利の債券価格にもたらすイメージです。

以上の事から、債券を用いた生命保険は市場価格調整を行う事があり、
金利情勢に応じて解約時の返戻金額に反映されるということです。

なぜ市場価格調整を行う商品がよいのか?

そもそも市場価格調整を何故行うかというと、
市場金利による債券価格の変動リスクを生命保険会社が負わず、契約者に負わせるという性質のものです。

はぁ?と思うなかれ。
これは契約者にとってメリットとなる事が多いのです。



契約を検討されている外貨保険の予定利率に着目してください。



「契約から〇年間は予定利率固定です」となっていませんか?
おそらく5年もしくは10年になると思いますが、これは何を指しているかと言いますと、
5年債券、10年債券で運用していることを示すのです。



そして予定利率が固定されている最後の1か月は市場価格調整を行わないとなっていませんか?
これは債券を途中売却ではなく、償却期間の経過による当初予定していた利益が確定することを示します。


そのため、所定期間中に金利が下がり解約返戻金が上がれば途中解約することにより利益が出ますし、
もし金利が上がってしまったら、市場価格調整を行わない期間まで待つことにより確実に利益が出るのです。


ただし「外貨建て」での利益になりますので、その点はご注意ください。


さて、少し外貨保険に興味を持っていただけましたでしょうか?
次回は今回の内容を踏まえ、もっと具体的に踏み込んでいこうと思います。




と言うのも、私は明治安田生命の変額個人年金の窓販契約を持っているのですが、
つい先日、外貨保険に関するダイレクトメールをいただき、ご担当に色々と聞いてきましたのでご紹介させていただきます。

ということで、次回は「明治安田生命のエブリバディプラスは買いか?」を独断と偏見でお伝えします。

文章だけではわかりにくいと思いますので、外貨を検討されている方は一度プロにアドバイスをもらうのも手ですよ♪





皆様に幸せな日々がきますように(^^)/



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