赤字、黒太字共に頻出ですが、テスト直前は赤字部分の抜け漏れを必ずチェックしてください。
万一の場合の生活保障を目的とした制度
(1)JA共済の生命共済
①JA共済の生命共済は、農林水産省の監督のもと、原則として農協(JA)の組合員とその家族を対象に事業を行っている。
②JA共済の生命共済の種類には、民間の生命保険の終身保険や定期保険特約付終身保険に相当する終身共済などがある。
(2)こくみん共済・各都道府県民共済
①こくみん共済・各都道府県民共済は、厚生労働省の監督のもと、組合員を対象に普及推進されており、原則として小口の死亡保障に各種特約が付加されている。
②掛け金は、年齢・性別に関係なく一律のものがあり、1年更新の掛け捨てで、毎年の決算で剰余金が出れば割戻金として返される。
(3)少額短期保険
①少額短期保険業者は、生命保険も損害保険も取り扱えるが、生命保険の商品で取り扱えるのは、死亡保険・医療保険とも保険期間は1年以内で、保険金額は1人の被保険者について、一定の範囲内で、かつ総額1000万円以下(複数契約合算)。
②少額短期保険業者は、生命保険契約者保護機構の対象外。
(4)損害保険
①損害保険は、火災や交通事故など突然起こる災害に対する準備手段として利用されるもので、火災保険・自動車保険などがある。
②主に物に対する保険だが、所得補償保険や傷害保険のように人に関する補償を行うものもある。
老後の生活保障を目的とした制度
(1)JA共済の年金共済
①JA共済の年金共済は、原則として農協(JA)の組合員およびその家族の老後生活を保障することを目的とする。
②年金の種類は、終身年金タイプと定期年金タイプがある。
(2)全労済の年金共済
全労済の年金共済の種類は、生涯にわたって年金を受け取れる終身年金プランと一定期間年金を受け取れる確定年金プランの2タイプがある。
(3)その他の年金商品
銀行や証券会社の年金型商品、および損害保険業界の年金払積立傷害保険がある。