赤字、黒太字共に頻出ですが、テスト直前は赤字部分の抜け漏れを必ずチェックしてください。
相互扶助の仕組み
生命保険は「一人は万人のために、万人は一人のために」という相互扶助の精神で成り立っている。
公平な危険分担
①大数の法則とは、数少ない経験では何の法則もないようなことでも、数多くの経験を集めると一定の法則があること。
②生命保険会社は、大数の法則を応用して過去のデータから将来の死亡率などをみこんでいる。
③死亡率とは、ある年齢の人が1年間に死亡する割合。
死亡率=1年間の死亡者数÷年始の生存者数
④生命表とは、ある集団(性別・年齢別)について死亡率を観察し、人の生死の法則を表にしたもの。
⑤死亡率は、性別・年齢によって異なるので、生命保険会社では被保険者ごとの公平な危険分担を図るために、性別・年齢に応じて個人が負担する金額を決めている。
生命保険の特色
保障機能をもつ生命保険商品は、預貯金とは異なる特色を持っている。
生命保険契約に関する基本的な用語
①保険契約者:生命保険会社と保険契約を結び、契約上の一切の権利と義務をもつ人のこと。
②被保険者:その人の生死、災害および疾病に関して生命保険の対象となっている人のこと。
③保険金受取人:契約者から保険金の受け取りを指定された人のこと。
④保険料:契約者が生命保険会社に払い込むお金のこと。金額は、保険種類、契約時の被保険者の年齢、性別、保険期間、保険金額によって決定される。
⑤保険金:被保険者の死亡、高度障害、満期(生存)などの際に生命保険会社から保険金受取人に支払われるお金のこと。それぞれを死亡保険金(死亡給付金)、高度障害保険金、満期保険金という。
>次 第2章~生命保険の種類~