佐伯佐伯

こんにちは。佐伯です。
今回は私が今まさに検討中の保険について調べたので共有します。

最近、円建て保険は利率が低く利益を求めてもあまり期待ができなくなりました。
そこで、各社それぞれ外貨建て保険を販売する流れになってきています。

私は明治安田生命の窓販契約で変額個人年金を契約しているのですが、銀行からお知らせがきたんです。
外貨建て終身保険「エブリバディプラス」の新発売のお知らせが。



って事で、外貨建ては加入検討していたところだったので銀行員の友人に聞いたり自分で色々と調べてみたので、
皆さんにも共有しますね!
私は明治安田の人間ではないため決して営業ではありませんし、個人的な見解なので認識が誤っている可能性もありますので、そのあたりはご容赦くださいね。


そして最初に結論から申し上げますと、この商品は資産構築目的であれば”買い”を検討するに十分価値があると判断します。
では以下にその根拠を述べていきます。


さて、まずこの商品の特徴を列挙していきますね。


①終身保険
②目標設定が可能で達成後は円建て終身へ移行する
③市場価格調整を行う
④米ドル、豪ドルから選択できる
⑤死亡保障は第1保険期間、第2保険期間と別れている
⑥保険料振込は、円、指定通貨が選択可能
⑦保険金受取りも円、指定通貨が選択可能
⑧予定利率は月に2回更新される

こんなところでしょうか。
さて、外貨建て保険になじみがない方は、何言ってんだこいつ・・・と思われる事でしょうから、
わかりにくいと思われる部分を中心に説明させていただきますね。

市場価格調整・予定利率については前回の記事をご参照ください。

外貨建保険で注目するポイントは為替だけではない

米ドル、豪ドルどちらを選択すべきか?

これは意見が分かれる事になるでしょうが、私の意見は豪ドル一択です。

何故ならば豪ドルの方が予定利率が高いからに他なりません。

よく巷では米ドルの方が安定通貨であり信用が高いなどと言われますが、
10年後にオーストラリアがなくなっている事は想像しがたく、私たちが考えるべきは契約してから長くても10年程度の期間になります。

予定利率が高い程、支払った保険料に対するペイが高くなりますので出来る限り予定利率が高い契約を結ぶのが得策と言えるでしょう。

ここで問題として出てくるのが為替の影響ですが、
確かに為替の影響だけで考えますと米ドルの方が安定し、変動幅も豪ドルと比較すると小さいと言えます。

しかしながら、この保険は指定通貨受取が可能です。
為替の影響は完全に無視してしまって、豪ドルで受け取ってしまおうということです。
そうすれば加入時の為替は考慮すれども、契約後の為替は完全に無視できますね。

いやいや、私オーストラリアなんて行かないし円しか使い道がないよって思われる事でしょう。
しかしながら、初めに述べた通り資産構築目的での加入ですから、使わないのです。
ここは豪ドルのまま次の投資に利用してしまいましょう。

そうすれば円からドルに切り替える際の為替手数料もかかりませんし、次の投資へのリスクがさらに低減します。

円に換えるのは実際に使う時だけ、です。
逐一換金していたら為替手数料がもったいないですから。

目標設定とは?




この保険の大きな特徴となるのが目標設定です。

まず、外貨建てでの解約返戻金は月に2回の予定利率の更新により市場価格調整を行った結果決定します。
加入した際の予定利率よりも、解約するタイミングの予定利率が低くなっていれば外貨建ての解約返戻金額は増加します。

そして、その時点での為替レートをもとに計算される円での解約返戻金額が、振り込んだ保険料を元に考え目標割合に到達したら、その金額をもって円建て終身保険に自動移行するといった機能です。

目標値は105%、110%~200%(10%刻み)で任意指定可能。


保険料を100万円振り込んだとして、解約返戻金が110万円になったとしたら110%達成ということです。


この機能はあまり頻繁にレートをみなくても利益確保できるという点では非常に優秀、また後に残す事に重点を置いている方には非常に優秀な機能になります。
ただし今後も継続して資産運用を積極的に行いたい方にはあまりオススメできません。
理由は上記で述べた通り、何度も言いますが円に換えるのは使う時だけです。

第1保険期間、第2保険期間とは?

とは言っても、やはり生命保険ですから死亡保障は付与されています。
これがなければ生命保険で運用する必要がないとすら言えます。
家族がいる方であればもちろん、好き勝手に投資するだけにはいかないでしょうから、
当然家族への保障も大切です。


エブリバディプラスは契約から5年間を第1保険期間と定めており、5年経過後の第2保険期間に達するタイミングで死亡保障が大きく増加する仕組みをとっています。

さて、どれくらいになるのか試算してもらいました。
年齢・性別により異なりますが、ここでは40歳男性の例を取ってお伝えします。

◆第1保険期間
積立金額、基本保険金額、市場価格調整後の解約返戻金のいずれか高い金額を死亡保険金額とします。

これは市場金利に左右されますのでなんとも言い難いのですが、
最低基本保険金額は確保されていると思っていただければよいと思います。
ちなみに契約から5年間際(第2保険期間手前)でお亡くなりになったと仮定しますと、およそ基本保険金額の108%程になるようです。


◆第2保険期間
増額した死亡保障額、市場価格調整後の解約返戻金のいずれか高い金額を死亡保険金額とします。


もちろんここでも市場金利の影響は受けますが、第2保険期間に突入した際の増額した死亡保障がなんともバカにできない利率になっており、
およそ基本保険金額の137%となるようです。


5年継続で137%。円建て保険では考えられない数値ですね。
ただし注意点があるとすれば、あくまでも外貨建てでの話であり、円換算した際には為替の影響により少なくなる可能性はあります。


そのため、死亡保険金受取人の方には事前によく説明しておくことが肝要です。


さて、少し長くなりましたので次回は実際にどれくらい受け取れるのか、買うタイミングはいつなのか?を考えていきたいと思います。

後編は以下からどうぞ。

【後編】明治安田生命の外貨建て終身保険「エブリバディプラス」は”買い”か?




皆様に幸せな日々がきますように(^^)/



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